今後のレッスンについて
緊急事態宣言が延長されましたが、解除されるまでオンラインレッスンではなく、状況を見ながら、スタジオレッスンを再開したいと思っております。
昨年の3月末の東京都外出自粛期間に、急遽、通し稽古を中止し、緊急事態宣言が初めて発令された4月7日の前日に、オンラインレッスンを開始致しました。そして2度目の緊急事態宣言発令直前、及び緊急事態宣言下も、オンラインレッスンを続けて参りました。世間が通常通り動いている中も、オンラインレッスンを続けていた理由は、昨年の記事でも発表して参りました。
昨年の11月の発表会の前後、毎週各スタジオ、各クラスにて濃厚接触者が出ていました。幸いにもジョイ・バレエの生徒は全員陰性でした。濃厚接触者になった生徒の御家族皆様から、きちんと御報告を頂き、『PCRを受けます』『陰性になりましたが、いつからスタジオに行っても良いですか?』等、御相談を頂いておりました。【他の生徒を守る為】、【社会を守る為】の行動に頭が下がる思いです。子供はスタジオに行きたがった事と思います。気落ちした様な姿をオンラインで見て、本当に心配でした。結果が出るまで、御家族全員の生活が一変し、本当に大変だったと思います。小さな身体で検査会場に行っているかと思うと、その生徒の気持ちを想い、辛い日々でした。
万が一、濃厚接触から陽性になった場合は、スタジオで一緒にレッスンをしていた生徒達にも影響が有ります。これは誰かが悪いわけでなく、今の状況では避けられない事です。自分が濃厚接触者で有ると知らされるまでに数日かかるのが現状です。
【マスクを着用しソーシャルディスタンスを保っていれば濃厚接触にはならず、感染は防げる】というのは昨年迄です。
【マスクを着用していても感染する、ソーシャルディスタンスを保っていても感染する、対策のしようが無く感染率が昨年の1,6倍】というのが現在の変異株です。
これだけの事が分かっていながら、水際対策は『これから』強化されます。
東京都は緊急事態宣言下でありながら、一部の業種を除き、社会は通常通り動いています。
『スタジオレッスンを行うか』『オンラインレッスンにするか』、国民に判断を委ねられているかのような現状を歯痒く思います。習い事関係には、はっきりとした要請が有りませんが、各地で変異株のクラスターが発生している今『要請が無いから営業して良い』と言える社会状況では無いと思っています。
自分達がやらなければ、誰が行動を自粛するのか?一年以上、自問自答を繰り返しております。
生徒10人がスタジオに通えば、20人以上の親子が同じ時間帯に街に出ます。オンラインレッスンにすれば、その20人が自宅待機という形をとる事が出来ます。
医療現場・介護現場で働く方々、闘病中の方々とその御家族の方々を思えば、『自分達が出来る事を小さくても続けるべき』と思う一方、『子供達とスタジオでレッスンをしたい』気持ちが日に日に強くなります。
オンラインレッスンに御協力頂いているジョイ・バレエの皆様には、感謝の気持ちで一杯です。オンラインレッスンが受講出来ない方々も、一か月後、二か月後の再会時に、いつも笑顔で戻って来て下さる事に、心より御礼申し上げます。レッスン内容をしっかり覚えていて、オンラインを受けていた子達から遅れをとる事無く、笑顔で受講している姿に、涙が出る思いです。御家族の御理解と温かいサポートのお陰です。
一方、医療従事者・介護従事者の御家族の子供達で、長期に渡る自宅待機や、御家族不在が続き、バレエや習い事を続けられなくなった子達がいるのも、辛く悲しい現実です。その子達が今元気でいるのか、とても心配です。いつか笑顔で再会出来る事を祈っています。
知るべき事を知り 研ぎ澄まされた感性で理解し
他者への思いやりを持って 正しく恐れる
緊急事態宣言が発令されていない埼玉県の新所沢スタジオは、明日5月9日(日)よりスタジオレッスンを再開予定でおりますが、日々全国の感染者が増え続けていますので、当日にオンラインレッスンへ戻す場合もございます。必ず御自宅を出る直前にHPのご確認をお願い致します。
東京都の本部・平和台スタジオもスタジオレッスン再開を前提に日々検討しておりますが、慎重に発表して参りますので、直前まで決定が出来ない場合がございます。ご迷惑をお掛け致しますが、引き続き、HPのご確認をお願い致します。
昨年4月6日オンラインレッスン初日のソリスト上級クラス↓
まだ世間がオンラインレッスンを始める前に、長期戦になる事を予測し、早々にオンラインレッスンをスタート致しました。
『一年後にはマスクを取ってレッスンが出来る』と思っていました。