上級スタジオレッスン・リハーサル再開!
昨日よりソリスト上級クラスのスタジオレッスンを再開し、メインキャストのリハーサルを行いました。
高校生以上は感染者は出ておらず、学級閉鎖も起きていない事、
プロと同じ身体創りを行っている為、いち早く身体を戻す必要性を感じている事、
来週よりゲスト男性ダンサーとのリハーサルが始まる事から、
他のクラスより早いスタジオレッスン再開となりました。
各自、自宅で自分の弱点を強化するバレエのトレーニングは続けていました。
受験が終わり、1週間後にオンラインレッスンに復帰し、オンラインにて、ヘレナ役、ハーミア役、バラバラの場所で
2人のシーンのリハーサルを初めて行いましたが(互いの姿は観えていません)、
2人の息がぴったり合い、まるで同じ空間でリハーサルを行っているかの様な姿には感銘を受けました。
音楽をそれぞれがカウントし、互いが真摯に取り組んでいる事を理解し、
互いへの敬意を持ってリハーサルに取り組んでいるからこそ出来た事です。
コロナ禍の2年半、半分以上の期間がオンラインレッスンでしたが、
オンラインレッスンの期間、どこの筋力が落ち、どこを強化すべきか、自分には何が足りないかを把握している為、
スタジオに戻った際に、少しでも効率よく復帰出来るように、
各自がしっかり考えて、自宅でのトレーニングを続けていました。
受験間際はレッスンが一月に一回の時期も有りましたが、
その期間も、勉強の合間、勉強をしながらトレーニングを続けていた事が、良く分かりました。
ヘレナ役、ハーミア役2人とも2018年「シンデレラ 又は小さなガラスの靴」にて一幕ずつの主役を経験した後、
ヘレナ役→2019年「くるみ割り人形と7つ頭のネズミの王様」マリー役
ハーミア役→2020年「シルヴィアーダイアナのニンフ」シルヴィア役
で全幕主役を経験しています。
主役を踊った際には演技を一から指導していたのですが、
今回は役創りを自分で行い、心情を理解し、役を創った状態でスタジオリハーサル初回を迎えました。
踊りながら表現が出来るまでに、人として、バレリーナとして成熟した事を嬉しく、誇らしく思います。
受験生としての一年弱、バレエのレッスン回数は減りましたが、全力で学業に取り組み、
人生の決断をし、真摯に自分の人生を歩んできたからこその成長です。
踊り=舞台芸術には、その人の「生き様」がそのまま表現されます。
それが舞台の素晴らしい点で有り、怖い点でも有ります。
恐らく、本人達は、昨日のスタジオレッスン初回で、出来なかった自分の弱さに着目し、
それを克服する為にどうするべきか、考え、勉強の隙間時間に取り組んでいる事と思います。
ここから本番までに技術も演技も磨き、更に成長した姿を本番で発揮してくれるでしょう。
ジュニア、幼児クラスのスタジオレッスンも順次再開致します。
スタジオで会えるのを楽しみにしています♪