『真夏の夜の夢』前日・本番の一日
【5/15(日)~5/21(土)レッスンお休み。5/22(日)より通常レッスン】
[5/16(月)新所沢幼稚園バレエ有り]
ジョイ・バレエの皆様、昨日はお疲れ様でした。
≪全員で『真夏の夜の夢』の幕を上げる≫という一番の目標を達成する事が出来ました。
出演した生徒、サポートしてくださった御家族、作品に華を添えてくださったゲストダンサー、舞台スタッフ、会場スタッフ、
裏で子供達の面倒を見てくださった係のお母様・バレリーナの皆様のお陰で、
素敵な『真夏の夜の夢』になりました。
本番直前のGW明けは、オンラインレッスンにご協力頂きまして有難うございました。
この舞台を迎えるまで、沢山のドラマが有り、生徒達の成長が有りました。
≪本気で取り組む≫≪全力を尽くす≫というのは、恵まれた社会で生活する現代では、なかなか難しい事があります。
本人が全力、と思っていても、それは、まだまだ50%以下の力である事が殆どです。
どの生徒にも可能性が有り、どの生徒も吸収し成長する大きな力を持っています。
子供も多忙な現代の生活では、目の前の課題を熟す事に手いっぱいであり、
一人一人が本来持っている能力を引き出す時間を作れない事が有ります。。
バレエを通して、バレエの舞台を通して、生徒達の秘めた能力を、少しでも引き出し、生徒達が成長の階段を上るお手伝いが出来れば、
という想いでおります。
諦めないで取り組んだ先に見える世界を、どの生徒にも体験してほしいと思っています。
頑張れば頑張るほど、ゴールは遠くなり、自分だけが取り残されているかの様に感じる事が有ります。
でも、それが『成長』です。今に満足する事無く、常に上を目指して歩んでいる証拠です。
お姉さんになれば成る程、舞台後に悔しい思い、後悔の念も出てきます。
踊りが難しくなればなる程、失敗も大きくなります。
どの様な場面に遭遇しても、対処する能力、冷静に判断する知性を身に付け、
作品を理解し、表現する感受性を育み、唯一無二の存在である自分を大切にして欲しいと願っています。
照明のチーフの方と終演後にお話しをしました。
『何故だか分からないけれど、照明の中で踊った後の子供達は、成長し、何かが変わりますよね』
【舞台の照明の中】でしか、体験できない世界が有ります。
子供達が終演後に『また舞台出たい!!』と、緞帳が閉まった舞台裏で次々に言ってくれました。
その【舞台の照明の中】の世界を、しっかり体験し、特別な世界観を感じてくれたのだと思います。
オーバチュアが流れ、舞台上に、森の木漏れ日の照明が入った瞬間に、袖幕で出番を待つ子供達が『わぁ~』と身を乗り出して舞台を見ていました。
『この照明の中で踊るんだよ。素敵な妖精になってね』と声をかけると、『うん!』とお返事が返ってきました。
子供達の、この様な純粋な瞬間に立ち会える事を幸せに思います。
『真夏の夜の夢』に出演し、成長した皆を誇りに思います。
感謝と愛を込めて