高齢者の方々のストレッチ講座
2月中旬に、帝京大学 医療技術学部看護学科の皆様のプロジェクトによる《介護予防》を目標としたストレッチの講座を担当させて頂きました。当日は70~90代の方々が20名近くお集まりくださいました。
高齢者の方々は身体が動かなくなっていく事への不安を感じながら、身体を動かすチャンスが無いという現実を、祖母の介護を通して知り、自分の分野で高齢者の方々に出来る事があればと感じていたので、大変貴重な機会を頂きました。
緊張している様子の方もいらしたので、椅子に座った状態で簡単なストレッチから開始し、後半は壁を使ったストレッチに移行。(足腰が不安な方は椅子に座ったまま)最初は控えめに身体を動かしていた皆様でしたが、壁でのストレッチ後、身体の変化を体感して頂き、皆様から歓声の声が上がるようになり、表情にも大きな変化が見られました。最後に、一番最初に行った椅子でのストレッチをもう一度行うと、講座の始まりと比べて、上腕、肩甲骨の可動域が変化している事に驚き、『すごい』『手が上がる』『さっきと全然違う』と喜んでくださいました。
最後は日々の生活でのワンポイントアドバイスをさせて頂き終了となりました。『心も身体もガチガチでしたが、ほぐれました!』というお言葉を頂き講座は終了となりました。
今まで下半身を動かす講座はあったけれど、上腕や肩甲骨へのアプローチは初めてだったとの事。足腰を動かすには、上腕・肩甲骨がまず第一に大切である事は、あまり知られていません。多くの方に、このストレッチを知って頂き身体への不安を軽減して頂きたいと感じました。