1/12(土)舞音~meine~降板のお知らせ
今週末に出演を予定しておりました、足立区主催のコンサートを下記の理由により、降板致しました。(舞音~meine~は出演致しません)
ご来場を予定して下さった皆様には、この場を借りてお詫び申し上げます。
昨年秋に足立区より今年1月12日の出演依頼を受け、ピアノ演奏、ソプラノ歌手による生歌、
バロックダンス(バレエ)でのプログラムを決め、主催者とも話し合いを進めて参りました。
本番2週間前に、再度、劇場のピアノを使用する旨、主催者と最終確認を済ませリハーサルを重ねて参りましたが、一昨日(本番5日前)、担当者から電話にて「舞台の仕込みの都合上、ピアノは使用出来ないので、自分達で電子ピアノを持ちこめますか」と伝えられました。
昨年10月に同主催の野外コンサートに出演した際は「野外の為、電子音での演奏」という事で依頼を受けた為、それを承諾し、考慮してプログラムを決めました。
しかし今回は本番5日前に、突然の知らせを受け「電子音でやって下さい」と、それしか方法が無いかの如く伝えられました。
クラシックのピアニストに対して、突然『電子ピアノで演奏して貰えないか』という、選択肢の無い提案は、
ソプラノ歌手に対して、『マイクで歌う様に』との通告であり、
クラシックのダンサーに対しては、『電子音とマイク音で踊る様に』との通告であります。
ピアノ、生歌による音源の為の振付を一曲毎に創作し振付をしてリハーサルを毎晩重ねて参りました。
突然の音源の変更、となると、当然、振付も変えなくてはなりません。
本番の諸条件、舞台環境、響きなどを鑑みて選曲を行い、リハーサルを重ねて来た作品に対して『電子ピアノで上演して欲しい』と《簡単》に通告を受けた事( 提案という形では有りながら、実際には他に選択肢は無いという状況であった )、
何度言葉を重ねても主催者に全く理解して頂けない事、
アーティストとして決して看過出来得る事では有りません。
2日間の電話でのやり取りの末、本日主催者から直に謝罪が有り、再度、電子音での演奏依頼を受けましたが、やはり、お話の内容が納得出来るものでなかった為、本日降板を決定致しました。
《如何なる理由であれ、舞台を降板してはいけない》と教育を受け、
舞台での芸術表現に誠心誠意取り組んで参りましたが、この度の、アーティストに対する、あまりに軽率な言動、及び対応が、納得いくものではなかった為、今後続く若手アーティストの為にも声を上げ、今回の決定に至りました。
スケジュールを空けて下さった皆様には大変申し訳なく、お詫び申し上げます。
舞音〜meine〜
ソプラノ 坂本まりか
ピアノ 矢ノ倉あや
バロックダンス 錦織舞