通し稽古⑤リハーサル風景
本日の通し稽古⑤よりACT1,2,3 とストーリー順での通し稽古を開始致しました。
全4回の通し稽古で、各幕の流れは理解しているけれど、全体の流れ、何の役が先なのか、
どのタイミングで衣裳を着替えるのか、混乱しているという事が分かった為、
本日から順番通りの通し稽古に致しました。
全員が揃った14:40より、ACT3の通し稽古を始める前に、
プロローグ=『クルミ割人形と7つ頭のねずみの王様』の幕開き を生徒達に鑑賞してもらいました。
『ねずみの女王マウゼリンクスとその女王の子供達=7匹のねずみが登場。
7匹のねずみは、王宮のソーセージを食べ、罠に掛り死んでしまう。
子供を亡くした、ねずみの女王マウゼリンクスが「覚えてなさい。私の孫が復讐をしてやる」と叫ぶと、
7匹のねずみの生まれ変わり=7つ頭のねずみの王様が登場する。
ねずみの女王マウゼリンクスと7つ頭のねずみの王様が
“綺麗な若者”に呪いをかけ、その若者は“クルミ割人形” になってしまう。
「僕こんなに醜くなっちゃったよ。誰か、誰か助けて~、動けないよ~」というクルミ割人形の
叫び声でプロローグが終わり』、本編のACT1へと続きます。
このプロローグを鑑賞し、ストーリーをより深く理解した生徒、
そして、言葉ではまだ理解出来ないけれど心で感じた生徒達の
作品に対する集中力が、少し変化致しました。
通し稽古の最後には、「何故、JOYの発表会は、お母さん達が舞台裏に入らずに、
全て生徒達で進行するのか」という話を致しました。
今現在進行しているリハーサルの事だけではなく、“一人一人が人間として、どんなに大切か ”
“その一人一人がストーリーをしっかり理解し、登場人物に成りきる事がお客様にどんなに
感動を与えるか” “そのお客様の感動は、必ず舞台の上に、そして一人一人の人生に戻って来る”
“一人一人が気づいた事を行い、お互いに助けあう事” 等を話しました。
本日、このような話が出来たという事は、生徒一人一人に何かしらの成長が有り、
聞く心、感じる心が育っているからこそです。
全員が全てを理解出来なくても、今、理解が出来なくても、
舞台が終わった時には、其々が何かを感じ、心で解る事が有ると思います。
16:00終了予定が16:07になり、保護者の皆様をお待たせ致しましたが、御理解の程、お願い致します。
(先週と同じく14:00開始、15:15終了と思っていらした方が
数十名いらっしゃいました。次回の通し稽古の時間も、御注意下さい)