『シルヴィアーダイアナのニンフ』Act1 ストーリー② - ジョイ・バレエ ストゥーディオ

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JOY NEWS

  • 『シルヴィアーダイアナのニンフ』Act1 ストーリー②

    ActⅠ   神聖なる森

    美しい銀色の月光の中、霧の輝く神秘的な森。

    人間の前には決して姿を見せないフォーン(半人半獣の森の精霊)・エーゲリア(ダイアナの森の泉の女神)・ドリアード(森の精霊)・ナイアード(泉の水の精霊)・ナパエア(谷の花の精霊)達が、月光と共に目覚め、銀色の光を浴びながら踊り、愛の神アムールの彫像に厳粛なる祈りを捧げる。そこへ羊飼いアミンタが現れ、精霊達は儀式を中断して樹々の間に姿を隠す。アミンタは銀色の月光の下で見かけた美しいシルヴィアの姿が忘れられずに、夜の森を訪れて来たのである。村の守り神であるアムール像の前に平伏し、シルヴィアへの恋の成就を祈願すると、角笛の音が遠くから聞こえる。アミンタは喜んで身を潜めると、狩の女神ダイアナの角笛の音に応えて、シルヴィアが、その孤高な姿を現す。シルヴィアが銀の角笛を森に木霊させると、従者のニンフ達が勇ましく現れる。シルヴィアは、アムールの彫像に向かって闘いを挑むかの様に踊り始める。“愛” を放棄する事を女神ダイアナに誓ったシルヴィアにとって、愛の神アムールの彫像は嫌悪の的なのである。狩の成功を祝しながら誇り高く踊るシルヴィアをアミンタは木蔭から見つめている。一方、邪悪な狩人オリオンも、矢張り身を潜めてシルヴィアの姿を見つめている。

    『シルヴィアーダイアナのニンフ』Act2ストーリー⑧

    『シルヴィアーダイアナのニンフ』Act3ストーリー⑨

    『シルヴィアーダイアナのニンフ』Act3ストーリー⑩

     

    2010日本初演&2020リハーサルより